あとがき
 脳腫瘍診療ガイドラインは,日本癌治療学会から日本脳神経外科学会に相談があり,同学会からこの日本脳腫瘍学会に作成の指示があったという経緯が伝わっている。暫くの懸案であった脳腫瘍診療ガイドラインプロジェクトは,2011年5月19日東京八重洲ホテル紅葉の間における第一回脳腫瘍診療ガイドライン拡大委員会からようやく始まった。

 手探りの状態から議論は始まり,脳腫瘍取扱い規約との棲み分け,エビデンスレベル,推奨レベルの設定基準,想定読者などの議論を経て,各論というべき,本書の3疾患のガイドライン作成に取り掛かった。そして紆余曲折5年が経過して,ついに本書が日の目を見ることになった。感慨無量である。

 感傷に浸っている暇もなく,小児脳腫瘍,lower grade gliomaと脳腫瘍診療ガイドライン作成は切れ目なく進行中である。

 財政的基盤の弱い特定非営利活動法人日本脳腫瘍学会を支え,手弁当で本ガイドライン作成にご尽力いただいた,多くの執筆者の先生方に熱く感謝の意を表する。

平成28年6月10日
特定非営利活動法人日本脳腫瘍学会
理事長 西川 亮 リバプールにて

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