1. 画像診断
CQ1:結節性硬化症と診断された患者のフォローアップにおいて,頭部画像診断(MRIまたはCT)検査は無症候性SEGAの診断率を高めるために有用か?
推奨:結節性硬化症と診断された患者のフォローアップにおいて,無症候性SEGAの診断率を高めるために,頭部画像診断(MRIまたはCT)検査を行うことを提案する。(2C)
CQ2:非急性症候性または無症候性のSEGA患者に対して,定期的な頭部画像診断(MRIまたはCT)検査は有用か?
推奨:非急性症候性または無症候性のSEGA患者に対して,定期的な頭部画像診断(MRIまたはCT)検査を行うことを提案する。(2C)
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2. 手術
CQ3:非急性症候性または無症候性(増大あり)のSEGAに対する外科的摘出は,急性症候性となってから行われる場合と比較して有用か?
推奨:非急性症候性または無症候性(増大あり)のSEGAに対して,外科的摘出は,急性症候性となる前に外科的摘出を行うことを提案する。(2C)
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3. 薬物療法
CQ4:非急性症候性または無症候性(増大あり)のSEGAに対して,外科的切除の対象とならない場合にmTOR阻害薬投与は有用か?
推奨:非急性症候性または無症候性(増大あり)のSEGAに対して,外科的切除の対象とならない場合にmTOR阻害薬の投与を提案する。(2C)
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4. 放射線治療
CQ5:外科的切除の対象とならない非急性症候性または無症候性(増大あり)のSEGAに対して放射線治療は有用か?
推奨:非急性症候性または無症候性(増大あり)のSEGAに対して,外科的切除の対象とならない場合に 放射線治療を行わないことを提案する。(2D)
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