CQ1-a 単発あるいは少数個の転移性脳腫瘍の治療はどう選択するのか?
推 奨1
全脳照射を行う。(推奨グレードB)
推 奨2
KPSの良い症例で全摘出可能な腫瘍では腫瘍摘出術+全脳照射を行う。
 ・単発の場合(推奨グレードB)
 ・少数個の場合(推奨グレードC1)
推 奨3
3cm以下の腫瘍に対しては全脳照射に加えて定位放射線照射(STI)を行う。
 ・単発の場合(推奨グレードB)
 ・少数個の場合(推奨グレードB)
推 奨4
薬物療法に高感受性とされる腫瘍(小細胞肺癌など)を除き,厳重なフォローアップを前提にSTI単独治療を行う。(推奨グレードB)
推 奨5
腫瘍の薬物療法感受性によっては薬物療法を行ってもよい。(推奨グレードC1,本章CQ2参照)
推 奨6
機能予後あるいは生命予後の改善が期待される場合には摘出術を行ってもよい。(推奨グレードC1)

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